2010年度アニメランキング×☆☆☆

 メモ帳に文章を綴ることにすら拒否感を覚えつつある事に気が付きました。


 そんなわけで久々に更新。毎日書けなかった分の解消というわけにもいかないが、今年の2010年アニメ総まとめ、総決算。一気に精算することのカタルシスだけでも味わってしまおうという自己満足に浸れる素晴らしい企画。
 さっそく、今年度のアニメ作品(今年放送されたがまだ完結してない2クール作品等、昨年から継続した2クール作品含む)を独断と偏見でランク付け。さらっと感想を載せて。
 幸いなことに、一応去年も似たようなことやっているので構成をそのまま引用してパッパと済ませてしまいますよとせっせと書いてみましたが終わってみれば何時間かけたのやら…考えが甘かった。
 総計42作品…多いようで少なく少ないようで多い。ようはその人次第。いざまとめてみると大変なんですよ。
 では☆の数が多ければ多い程高評価の作品。逆もまた然り。
 長文ですが、気が向いたら眺めていただければ報われます。


 ☆

 

 0。ゼロ。レイ。ですよ。
 この枠はなんの為に見ているかさえ分からなくなってくる苦悩を伴いつつ全話視聴しなければならない危険地帯。
 前年入った作品が『涼宮ハルヒの憂鬱
 つまりは『エンドレスエイト』といえば納得いくかと。
 あえて今年それを上げるなら『這いよるニャルアニ』かなー。あれはあれで面白いけど、アニメーションが観たかったという願望を込めて。



 特に目を見張る部分もなく平坦であったり、奇を衒った作風が明らかに悪目立ちしていたり、原作ぶっ壊してやりたい放題したり。
 これで成功していれば文句はないが外した感が否めなかったりする平均以下の作品をぶち込んでみた。
 あーあと、内容自体忘却気味なのもここに。


 『おおかみかくし
 推理ミステリーホラー的な何か。いや主人公は推理なんてしていなかった。むしろ何もしていなかった。
 閉鎖的な田舎町で起こる不可解な事件、そんな町に都会から引っ越してきた主人公が巻き込まれていく…と設定自体は使い古されていながらも悪くはなかったんだよなあこれ。
 ただ本当にこの主人公は行動力と意志力が弱いせいで流されるだけ。なので成り行きを自然に眺めているだけの何処か蚊帳の外の展開に盛り上がりに欠けてしまった。
 結局この作品の終着点って何一つ解決していないけど、とりあえず死人が少なく済んだだけ。感動もなくただそれだけだった。
 所々、ぶっ飛んでる描写が面白いという意味合い、例えるなら『うみねこのなく頃に』のようなアレ加減がモチベーションを維持したよな…
 冒頭のネタバレ先取りやら、アクセラレーターのカキクケコばりの奇声演技やら、密室エロイベントやら、うーん…思い出してみると印象深いシーンは割と記憶に残ってるもんだ。
 身も蓋もないけど、良いネタアニメだったね…ってことかな。
 最終回の番外編が一番面白かったし!


 『おまもりひまり
 ハーレム系エロアニメといえばだいたい伝わるはず。
 最終回まで視聴する予定なんて全くなかったのだが、頭空っぽにして息抜きに見てみるとこれがなかなか悪くない。
 お色気シーン多めではあるのが、大筋の内容は芯が通っていて王道。戦闘シーンの描写はともかく基本を準えた展開は地味に良い。
 しかしそこまで印象深いシーンはないので記憶の彼方…ビーマイビーム!


 『迷い猫オーバーラン!
 あえて☆4つにしてもいいかなと思ったけどちょっと他作品に示しが付かない状況になるので2つに落ち着く。いわずと知れたクソアニメだよ!(褒め言葉)
 何を語ればいいのか、語る言葉は出し尽くした。見た人ならもう分かるだろうあの殺伐さ。原因は監督交代制という謎企画のせいなのである意味で迷いネコは実験の犠牲になったのだ…
 その分瞬間最大風速は計り知れないものがあり、ハマれば爆笑は間違いなのかもしれない。
 支離滅裂した性格やら展開やら感情移入不可侵。キャラ萌えは諦めるんだな!


 『RAINBOW 二舎六房の七人
 多少見逃した回はあったものの最終回まで気がついたら完走。けいおん!!の繋ぎだったことが大きいのは言わないお約束でしょっ。
 前半と後半で内容がけっこうガラっと変わった作品。前半の内に終わってしまえばそのまま夢に向かってGO!ENDだったんだろうなぁ…
 後半は蛇足…とは言い切れないけど、強いて必要なわけでもなかった気がする。
 いや個人的に後半の方が、あのガチガチの脳筋だった頃から大人になってまだマシに頭使ってるいるので苛立ちも減って見易くなったのだけど。
 前半はDQN過ぎて全く感情移入出来なかったからなあ…ちなみにあのメンバー(アンちゃん除く)で一番好感度が高かったのはスッポンかな。


 『オオカミさんと七人の仲間たち
 終わってみれば「新井里美」ボイスしか記憶に残ってないんじゃないかなこれ。と早い段階で言いましたがまさにその通りでした。
 本編で普通に喋っているキャラの声に被るほどのナレーションって早々ないよね…一番仕事したのは黒子じゃないですか!
 完全に悪目立ちした上に、この作品自体どこか平坦で面白味に欠けていることが問題あるんだけど。
 はっきり言うと主人公とヒロインの恋愛にあまり興味が惹かれなかったことが全てだったんじゃないかと思う。趣味に合わなかった、それだけ。


祝福のカンパネラ
 予想以上の原作通りっぷりは評価すべき。
 おまひまと似たりよったりな感想なのでさもあらん。
 一つ違うのはトルティア姉妹の存在。サブキャラなのに一番人気になりかねないキャラってのはエロゲではよくあることだよね。
 姉妹回のOPは実はたまに今でも聞くぐらいだったりする。


あそびにいくヨ!
 最後に色々ハッチャケてはいたけど、これもだいたいおまひまと似た感想なので以下略。
 声優の好みで言えばこっちを選ぶ。伊藤かな恵戸松遥花澤香菜、とキャスト的にはドツボであった。
 


 良くも悪くも平均的な作品をまとめてドン。
 あと一歩で4つに届く作品もまとめているのでここがやはり一番数が多い。
 ☆3.5と分けても良かったくらいの惜しい作品も多い。


ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
 放送前こそ、けいおん!!二期だのなんだの言われ続けてきたが中身は全くの別物。良くも悪くも。
 日常的なシーンこそけいおん!に通じる部分はあれど作画それっぽいだけで後はユルイ軍隊モノでありそれを肯定的に捉えられるかが視聴者の分かれ目か。
 シリアスパートの好き嫌いはあるけど、個人的にはシリアス無理だったので日常的なシーンの方が楽しめた。
 あと、お漏らし回。


バカとテストと召喚獣
 秀吉かわいいよ秀吉。
 原作既読。そのせいでアニメ化における省略やら何やらの影響を悪い方向にしか捉えられなくて苦しんだのを覚えていーますーかー。
 元が面白いのでテンポ良くすれば更に面白いと安易に1巻の内容を1話で収めても困るというか…
 いや、決してつまらなかったわけじゃない面白かったよ、でももっと面白くできたんじゃないかと制作会社をうらめし。
 シャフト系演出だったから本来の動きのあるシーンがカットカットになるのが非常に残念だった。
 アニメは秀吉いればそれでいいよ。


荒川アンダー ザ ブリッジ
 分割2クールなのでひとまとめにして雑感。
 総じて言えば面白かった。ただマンネリ感は否めないよねって話。
 対策としてなのかキャラ増加と新展開で多少は刺激を取り戻したのも確かだが正直1クールでも2クールでも同じ内容だったりするからなあ。
 ただ面白い時はとことん面白く、鉄人兄弟の回なんかは深夜にクソ笑ったりもしたので悪いことはないだろう。
 でも明らかに次に続く…終わり方をするのはもう昨今のアニメ作品に言えることではあるけどこれもなかなかひどいよなぁ…金星どこいった。


そらのおとしものf
 続けてこちらも分割2クールの後編。
 前記した荒川アンダーザブリッジと殆全く同じ感想だよねほんと。
 シリアス分の豪快さにおいてはこっちの方が一枚上手で盛り上がるときは盛り上がるのでメリハリがあったかな。
 まぁそれにつけても展開のマンネリが気になるよね。アストレアとか結局ニンフちゃんの焼きまわしたようなシナリオだったし。
 ただしおっぱいはデカイ。
 ☆が叫び猛る楽しいアニメーション。これが別の人だったらこうはいかなったはず、声優って素晴らしい。


真・恋姫†無双〜乙女大乱〜
 またまた分割2クールの後編。正確には三期目と思えば遠くへ来たもんだ。
 一期が放送された頃にはまさか三期まで続こうとは全く考えつかなかったが遂に完結…多分。
 これ以上することとなると、また新たな敵を作って旅に出るか、原作通りちんぽ大使を登場させるか、あるいは三国大戦開幕。
 シリアス多めになってしまうと持ち味なくすし今更男出されても何言われるか分かったもんではなく。ここで終わるのが潮時かも。
 ちなみに一番気に入ったキャラは一期の頃からメンマ仮面である。ネタキャラだけども原作プレイするとそれなりに可愛かったりするんだよ…


会長はメイド様!
 少女漫画のアニメ化はニヤニヤし過ぎて頬肉がひきつりそうになる。
 1話から最終話までくっつきそうでくっつかない恋愛模様をひたすらに見せつけられる。微笑ましく見守られれば楽しめます。
 会長の表情感情の情状変化がもうなんかなんか可愛いくて可愛くてそれだけでお腹いっぱいになれるよね。
 それだけの為の体育祭だったり修学旅行だったりメイド喫茶だったり、全てはこの二人のイチャつく姿に帰結する。


みつどもえ
 みなみけスタッフがみつどもえを再構成!みたいな。みなみけっぽい演出が所々見かけられたのが気になったがつまらないわけでもないので良し。
 下品なネタも割かし多いが全体を通してみると結構ホンワカする話が多い…おそらく。前半はまだ作者自身試行錯誤だったのか三つ子ネタ多め。
 後半からキャラの輪が広がり始めて尻上がりに面白くなっていくのは原作を一気読みした時も強く感じたなあ。
 アニメだと展開が早いもんだから尚更。今まで鳴りを潜めていたキャラが続々と登場するのはワクワクする。


学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
 俺達の戦いはこれからだ!!! END
 最終話の終わり方は清々しいほどこの言葉がシックリくるもんだから記憶に新しい。『第一部 完』と最後にテロップ流しても良かったレベル。
 凄い肯定的な意味で評価してるので続きは是非やって欲しいが原作の方がいかんせん。アニメ化して最近連載再開したような作品だったと聞いた気もするし。
 作画的にも戦闘的にも魅せるときは魅せる作品なのでなかなか飽きなかったし、刺激的な内容でもあるし。
 それはエロでありグロでありどっちも美味しくいただきました。世界がゾンビで溢れ返るっていうシチュエーションは自分が主人公になったみたいでゾクゾクするよなあ…


世紀末オカルト学院
 満を持してアニメノチカラ3部作完結。
 満を持していた…か…。それはともかくソラヲト、ナイトレイド、の二作品と比べるなら一番好みだったのがこの作品。
 最終話で色々放り投げた匙を投げた(スプーン)的なこともあったけど先が気になるオリジナルアニメとして十二分に楽しめていた。
 この調子でバンバンオリジナル作品が増えていって欲しいもんだという期待も込めて。


戦国BASARA弐』
 1期に比べると失速したと言われがちだが燃えるとこは燃えたので帳尻は合う…合わないか。
 やっぱり一期から二期になるとどうしてもマンネリ気味ーだの飽きたーだの新しい刺激が足りなくなるのが宿命なのか。
 BASARAの場合は2期になると趣向を変えてただの熱血バカだったユッキーの成長を描くことでまた違う楽しみ方が出来たのかもしれないが。
 そういうのよりひたすら戦闘していた方が盛り上がっただろうに…人によるけど。
 あとは劇場版か…あの枠は劇場枠になりつつあるよね…観に行く予定はない。


えむえむっ!
 変態趣味持ちの方々が織り成す恋愛ラブコメディ!みたいな。だいたい合ってる。
 変態設定を使った展開が最初こそ面白かったのだがすぐさま1パターン化してしまい気がつけば美緒様に罵られるだけになってしまった。
 その上に作者がネタ切れに痺れを切らしたのか、超サイヤ人化。うーん…そういうのは求めていない。
 設定は趣味だったが色々残念になってしまった印象がある。どうすれば良かったのだろう…


もっと To LOVEる
 こちらはエロラブコメ
 ナナ、モモ、ヤミ、美柑、とこの辺りのキャラが特に好みなので沢山出番があればぼかぁもう満足です。
 最終話までにそれなりに全員出番があったのでそんなわけで満足でしたよと。
 しかし尻だの胸だの規制の基準がさっぱり分からなくなってくるアニメでもあった。さっきまでヤミの裸体をギリギリまで映していたのに美柑のパンツは真っ黒だったりどういうことなの…
 続編に当たるダークネスもいつかアニメ化してくれるとありがたい。あれは良いものだ…だってメインヒロイン出ないんだものー。


神のみぞ知るセカイ
 God only knows!
 キャラ一人に当てる話数の割合に若干贔屓を感じずにはいられないけど元々短いシナリオを水増ししてるとこあるのでしょうがないか…ならもっと陸上部に時間を割いてやれよ!
 誰が好みだったかと聞かれればエルシィが可愛かった。アニメ版になると随分とまぁ色気づいて他ヒロインの存在を食ってしまっていた。
 そんな中で輝いたのはこちらもアニメノチカラ…あるいはセイユウノチカラを借りた本屋ちゃん。はなざーさんの声は相変わらず殺人的や。
 前記した通りシナリオ自体は短いので感情移入はしづらいけど、どうしてそういうヒロインを描いたか等、考察する部分は多々あり特にアイドルENDはなかなか興味深い。
 単行本の巻末の設定資料やらの作者の意見を読むと面白いがそれはまた別のお話。



 自分の趣向が合致した作品ドン。
 すぐにでも一週間が経って続きが見たいという意欲に駆られる作品もここに入れてみた。


君に届け
 放送中に涙腺が緩んだこと数回。『優しさ』に素直に感動できることの幸せをかみしめたい。
 「あなたの周りの世界は…あなたが思うより、ちょっとだけ、優しいよ」
 ちなみに、放送中は凄まじい顔面崩壊が起きているので誰かに見られたら舌噛んで死にまする。


はなまる幼稚園
 本当は☆3つで収まる予定だったのに手は自然と4つに記載し始めた。
 正直に言えば全話の内容を詳しく思い出せないような朧気さなのに面白かったとを脳内でシグナルが。
 OPにEDが特徴的であったり作画高水準ということもあって評価が高いのか多分きっとよく分からないけど。
 幼稚園児を題材にした作品だけど一人幼稚園児を逸脱した娘っ子がいたりコメディ色の方が強かった分、それなりに欲情もした。ごめん何言ってるか分からない。
 よく覚えてることは、山本先生マジ女神ってこと。


デュラララ!!
 ラノベ1巻の内容を親切丁寧に約10話かけてアニメ化する作品なんて今も昔もそうないよね。ほんとスタッフに愛されてる作品だと思う。
 そんなわけでファンタジー要素が多少入った群像劇。キャラが増える度に尻上がりに面白くなっていくのはさすが手慣れてた作者だと思う。
 自分勝手に動きまわるキャラが最終的にひとつの場所に収束していき謎がバーーっと解けていく焦燥感は最高に気持ちがいい。
 後半は失速気味でみつどもえの親友がもどかしいことこの上なかったが最後はイザヤも殴れたしここが怒りの納めどころか。
 いくらでも続きが作れる内容なのでまた機会があれば続編をば。
 関係ないけどここのスタッフにソードアートオンラインアニメ化してもらいたいとか考えてみる。


Angel Beats!
 局所的に良かった。全体的に見るとダメだった。
 瞬間最大風速で駆け抜けて行った…思い返すと面白かったので結局この位置に収まる。
 キャラの魅力の引き出し方は流石という他なく天使ちゃんマジ天使、はもちろんのことユイもなかなか可愛らしく描きったのも素晴らしい。
 ただやはり問題はシナリオの方で何故アニメを作っただーまえェ…と誰が言ったか。みんな言った。
 あくまでゲーム化した作品をアニメ化したときに適しているのがライターなのだという良い試金石になったんじゃないかと思いたい。
 そう考えるとまどっちはどうなることやら。


WORKING!!
 サムワン!わんわん!!
 ぽぷらちゃんの頑張る姿を眺めてるだけで幸せになれる作品だったのに話を重ねるごとに伊波ちゃんがドンドン自分の心に入り込んでくるわくるわ。
 日常系4コマをアニメ化したものかと思えばけっこう恋愛要素が強く三角関係はないものの、→があっちに入ったりこっちに入ったり。振り回されてる佐藤さんが一番可愛いのは内緒な。
 後半はトリックスター山田加入したせいか更に出番薄になりつつあったぽぷらちゃんだが山田可愛いから満足でしたと。
 この恋愛外からの二人は自由に動けるので見ていて楽しいよね。特に山田は。


アマガミSS
 今までありそうでなかったヒロイン交代制、オムニバス形式でのアニメ化。
 ギャルゲー作品特有の個別ルートを各々でやることによってたった一人を選ぶことにより不幸になるキャラをなくす手法はみんなハッピーになれていいよね。
 ただこの方法も一長一短で、一人に割く時間は4話分になるので急展開が多くなり感情移入しづらくなることも。シナリオを省略しなければ収まりきらないし。
 そんな中で急展開込みで才覚を発揮したラブリーが一番人気になるのはある意味必然だったのかもしれない。
 まぁこの構成でも下手に原作弄るよりはよっぽど上手く出来るのでこれからもこういう構成の作品が今後も出回るのも悪くない。OVA媒体ならやりやすそうですし。
 ちなみにヒロイン順位付けするなら、ラブリー>綾辻さん>ふかふか>七咲>サトリナ>梨穂子ってとこ。ラブリーが軍を抜いて一位なのは言わずもがな。


屍鬼
 まさかの☆4つと我ながら驚きのランク付け。先の展開が気になるって点では他を圧倒している部分は確かにあるが。
 しかしてまだ完結していないので不用意なことは言えないのだが…ここまでの物語の転がり方が上手く非常に面白かった。
 前半は屍鬼側がジリジリと侵攻をしていき人間側を追い詰めていくのに対して後半…いやもう終盤かなに入ってからの怒涛の人間側の攻撃が凄い。
 屍鬼ってこんなに弱かったんだ…と驚いてしまった。むしろ人間が恐ろしいのだろうけど。それに気づいたとき大声で笑ってしまったよ。
 最終回まで後僅かだがどんなオチか読めなくもない。それでも楽しみなのは過程の重要さを感じる。


俺の妹がこんなに可愛いわけがない
 あるいは『私の兄貴がこんなにカッコイイわけがない』
 妹に萌えるアニメというより兄貴に萌えるアニメ。中村悠一に萌えるアニメとか誰が言った。
 まぁ妹萌えを押し出した作品の多くはだいたい兄貴がカッコイイので妹アニメと言っても外れてはいないのだが。いかんせんこの妹の性格がひどい。
 横暴理不尽我侭。毎日お世話になっている兄貴に対して平手打ちの連続とは情がないのかアイツには。
 それらを含めて妹の心理状態をも楽しみにできるのが桐乃好きたる所以なのだけど。素直になれないにも度はあるが。
 そんなんだから黒猫かわいいよ黒猫と黒猫ENDまっしぐらー。アニメは違うよ!多分!
 一応最終回は迎えたけどネット配信の続編もあるのでそれ次第か。
 普通にオタクネタをあるあると頷きながら楽しめるのは親しみやすい作品。


とある魔術の禁書目録II
 一期アニメを見てからしばらくしたある日、急に上条さんの説教が無性に聞きたくなり原作全巻購入読破。
 そんな経緯を辿っての二期。アニメ版の説教でハマったので非常に楽しみにしていましたわけですが。いざ始まってみれば…
 尺の都合上仕方なくカットされてるシーンがあるのはまだ分かるが、ともかく作画のヘタレっぷりもひどい。
 今回受け持った作品が4つもあるせいでそのシワ寄せが完全に禁書に傾いているのが気にくわないよなぁ…売れ線はこっちじゃないか!
 作画云々に文句言っても仕方ないからこれぐらいにするけどせめて終盤は頑張ってほしいところ。
 とりあえず上条さんの男女平等パンチとありがたいお説教。これがあれば生きていける。



 録画ミスなどして見逃すとショックでしばらくへこたれる程の作品群。
 今日も〇〇の為に頑張って一週間を生き抜いた…と口々にするレベルの作品が多く、切実に生きがい…切実に。


とある科学の超電磁砲
 とある魔術の禁書目録とある科学の超電磁砲…何故差が付いた…慢心環境の違いか…
 ビリビリ中学生こと御坂美琴がビリッと解決。やっぱり主役が女の子の方が画面が映えるよね!
 前半は漫画版と同じ内容を改変しながら完結。後半は妹編をスルーしてオリジナル編。主にオリキャラ編。
 そしてクライマックスは戦闘あり熱血ありのオリジナル展開、王道だがこれには燃えたなあ。
 終わりよければ全て良しというか。個人的に無能力者の佐天さんが最後に活躍したのは本当に嬉しかった。
 それにしても禁書アニメと比べると何から何までプッシュのレベルが違うというか。ここだけが気になるんだよな…
 あとはいつか妹編のアニメ化かな…OVAも順調に売れたようだし来るべき時が来たらくるさ。


ひだまりスケッチ×☆☆☆
 いわずと知れた日常系4コマ作品のアニメ化3期目。
 内容について正直なところ詳しく覚えていないというか。本当のこと言うと今年のアニメだってことすら忘れていましたごめんなさい。
 でも想い出せばホームセンターでのゆのっちのはしゃぎようかわいかったなーとか石ころ投げて石像に当てようとする必死なゆのっちもかわいかったなーとか。
 ゆのっちがかわいかったのはおぼえてる。
 新入生加入と不安要素もあったけどまるで心配する必要もなく馴染んでいて実に良かった。
 ひだまり王のこともあり4期も無事決まってるみたいだし末永く続いて欲しいなあ…
 それといい加減に原作を買えよと。


刀語
 一ヶ月に一度の放送という変わった放送形態で1年間。長かったような短かったような。
 そんなわけで必然的に付き合いの長くなった作品だけあって思い入れも一潮。
 西尾維新節全開なので素直に楽しめた。素直にって表現もおかしく感じるが…奇を狙った作風ではあるし。
 しかしオチは良くも悪くも印象深く、さすがにしんみりしてしまったなあ…
 あとで聞いた『無駄死がテーマ』という言葉には納得するしか。


けいおん!!
 生きがいと言ってもあながち的外れな答えでもなく毎週この一本の為に頑張ることは悪くない。
 日常系作品の代表作と言っても過言ではないほど有名になった今年を代表する作品。2期だけど。
 1期から失速した部分もないとは言わないがそのゆるーい感じも含めてけいおん!ライブ少ないことは残念だったが日常系としては正しい判断だったのかな。
 特に『暑い!』あの回の身も蓋もない展開、ヤマなしオチなしイミなしっぷりはもはや一つの芸術ですよ。
 最終回の『卒業式!』はシリアスながらも雰囲気は今までと変わらないこのままずっと続くんじゃないかと錯覚するぐらいの自然な成り行き。
 最終回だからといって泣かせにED変更とかもなくそのままの流れなのもそれらしい。
 変化球は多いけど一貫して芯は通ってるのはスタッフの細かい配慮が行き届いてるからなのかなあ…モブキャラにさえ名前や設定が詳しく記載されてるのは感心するばかり。
 そして劇場版は続編にしろ番外編にしろHTTのメンバーが見たいので行く。待ちます。


おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜
 手に汗握る野球アニメ。それは昔ホモアニメとか言ってごめんなさい。
 パワーでねじ伏せる熱血理論野球でも超人野球でもなくコントロールとテクニックだけで強豪校と渡り合う展開に燃えないわけがない。いや超人野球はそれはそれで面白いよ。
 とにかく次の話がすぐにでも見たいという意味ではトップクラスで毎週こっちが手に汗握って見ていたなあ…
 今回は三橋の精神面の成長と阿部との和解まで…といよいよコンビとして再出発って所で終わったのでひたすらに惜しい。
 でも原作の方がストックたまってないと言われたら渋々諦めるしかなく。またストックがたまった頃に次は2クールで放送して欲しいもんだ。


ストライクウィッチーズ2
 パンツじゃないから恥ずかしくないもん!
 1期の内容と比較して相反している回が多かったりと焼きまわし?だなんてとんでもない。どの回も一段とパワーアップして帰ってきたのだ。
 まぁ個人的に言えば特に「エイラーニャ」「シャーゲル」回は百合的電波を受信しすぎて脳内がショート寸前バースト状態。
 通常回においても、1期のはいてない回を上回らんとする尻圧回とか最高に笑ったなあ…それはシリマセン!
 懸念されていたさかもっさんの声も問題なく馴染んだし、今回気になったのはリーネちゃんの出番と最終回における芳佳の引退か…
 引退だからこそ本当に最終回だと思える収束感も覚えたし何より寂しかった。
 ただやっぱり、続編における芳佳はもう出番がないんじゃないかと思うとなぁ…劇場版は時系列的にどうするのか…


侵略!イカ娘
 イカちゃんかわいいよイカちゃん。
 これだけでアニメ一本作りやがった…


『探偵オペラミルキィホームズ
 今年最後の季節に放送されたことが影響しているのかもしれないけど、今確実に抱いてる気持ちは今年で一番面白かった。
 生まれて初めてだよ…1話見て切って3話始まった頃に2話見て返ってきて3話見たら覚醒。4話で暴走。
 その頃にはもうハマっていたという…言葉もない。とりあえず4話まで見てくれ話はそれからだ。
 雑に見える作品だけどネタが細かくキャラの設定も再現している部分が多いのは感心する。こういう根元があるからこそギャグが輝くんだろうなあ…
 話数を重ねるごとに魅力が増していくキャラの中でもシャロは主役なこともあり目立つのだがその頑張り屋な姿には何度心打たれたことか。
 エリーさんのムッツリなとことかコーデリアさんの顔芸とかクズのネロっぷりとか特徴がキャラにいい意味で作用してるのは素晴らしい。
 いやもう細かいことはいいや。とにかく面白い。1月から既に再放送始まってるのでそちらもチェックして今度はシッカリ録画しますよと。
 いつかくる二期を信じて。最終話の黒いのについては触れない方向で。


 終わった…
 こうしてみると劇場版へ…って作品が5本程、続編(二期)として製作された作品が10本程と全体から見ても3分の1を占める割合。
 二期への渇望はあるけど、作品を完結せずに「俺達の戦いはこれからだ」ENDを迎えてそのまま放置される作品も少なくない。
 終わらない作品は嬉しいけど終われない作品は悲しい。売り上げ次第だったり大人の事情だったり完結して欲しいけど続編が見たいジレンマは永遠に。
 ともかくよくこれだけ無駄に書いたもんだ…この文章の山を自分で築き上げたと思うと感慨深い。


 来年はまた感想再開したいと思う。思うだけなら簡単だからー。