聖剣の刀鍛冶 第12話 「刀鍛冶 -Blacksmith-」

 うーん、いい最終回とはいい難いが…一応ケリは付けたのかな。


 前回のセシリーの演説で聖剣の問題はスルーされてそのままリサとルークとの和解。
 まぁ元々仲が悪いわけではないので和解とは言わないけど誤解を解いた感じか。
 そして急展開。突如襲ってくる人外さん達にどう反応していいのやら…
 ジークさん的にはノリノリでやってるけどダメダメだーダメダメだー言ってるだけでお前は語彙がないのかと思わずツッコンでしまうくらいの小物臭はどうにかならなかったのか。
 OPでセシリーとやり合ってた人も風連打してるだけであっさりやられるし戦闘シーンの作画自体はいいのにどこまでもあと一歩足りない微妙な仕上がりになってしまった残念でならないんだよなぁ。
 一応、セシリーが今まで成長してきたのが分かる程度にはオチがついたけど急にスペック上がりすぎだろと言わずにはいられない。
 てっきりルークが戦うのかと思いきやここで刀の受け渡しをしたのは締めとしては正しいんだろうけど刀生成している間じっと待ってる敵さんがあまりにご都合主義で…
 最後までいまいち盛り上がらない作品になってしまったなぁ…
 強引に終わらせた感が拭えない最終回になってしまったけど二期はないだろうし「中途半端」の一言に尽きる作品。


 総括
 最初は作画は高水準だし、話はおっぱい騎士の成長物語で丁寧に作られているので地味に期待出来るんじゃかなーという評価だったけどけっきょく最後まで期待できるんじゃないかなーのまま終わってしまったような感じ。
 作画はいいのにいかんせん話がまずくて山も谷もないとは言わないけど緩やかで盛り上がりに欠けるのがもったいない。
 戦闘なしの普通に日常風景を描いた皇女で幼女の回とかセシリーさんおめかし回とかルークがリサにプレゼントの回とかよく考えるとそっちの方が楽しめたんじゃないかと今は思うし。
 そうでなくても単純にセシリーの騎士としての成長を淡々と描いていた方が好みだったろうし。
 後からバルバニルやら魔剣やらリサやらリザやら聖剣やら世界を救う的な要素が入ってきたのが更にダメにしてしまった気がする。
 いやそれがメインなんだから仕方ないんだけどこれを1クールでやるのがそもそも無謀すぎるのでもっと路線を変えてやって欲しかったかなぁと。
 まぁそんなこと言っても仕方ないし見るべき点もおっぱいあったし見てつまらなかったと言うわけでもない。
 ただもっとやりようがあっただろうしもったいない作品だったのがほんと残念だなぁ。
 個人的には単純に成長物語でよかったのに…