魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st

 なのはさんスターライトブレイカーの演出ハンパないの。


 そんなわけで見てきましたので感想をば。どっかで見たとかいう人は気のせい。

 さすがに三期まで続くだけあって監督からスタッフも大分様変わりしたのがよく分かる三期勢全力全壊の魔砲少女っぷりがいい意味で心地よかった。
 いや、一期の魔法少女な雰囲気ももちろん好きなのだがあそこまで派手なエフェクトに杖…もとい砲身のガチガチのデザインは二期の勢いをも上回らんパワーがあったなぁ。杖にトリガーとかやり過ぎてニヤニヤがたまらんかった。

 物語全体を通してはやはり省かれた部分も多いが良くも悪くも省かれても構わない部分だし主軸を大きくフェイトに向けたのでテレビシリーズよりもなのはさんの将来への不安とか友人関係等が薄めになっていてなのはさんもフェイト求婚へ必死。そんなフェイト分多めなのは俺によし。いやテレビとの対比になっていて上手く出来ていて原作見てれば更に楽しめるのはいいな。(原作見てないで来てる人がいるとは思えんが(笑)
 それにより出番の皆無な高町さん家の人々やアリサバーニングさん友達組には申し訳ないが。
 というか日常が没落するとなのはさんの異質性が際立って逆にいいのでは…と思いもするし。
 あんな異常事態に対して怯えることなく混乱せずに比較的冷静に対処する小学三年生怖い。
 というかなのはさんとフェイトとの会話は色々言ってるのに最終的に肉体言語以外の何者でもないという。勝った方が正しいみたいで吹く。初期はあそこまでひどくなかったはずなのだ。なのはちゃん。
 そして戦闘にも躊躇なく初変身から容赦なく魔砲を連弾するその様は展開を早めてるのは分かるけど、魔力の強大さがあり得ないくらいのものだと言うのを如実に現してたなぁ。変身の時の溢れる魔力ヤバイ。そりゃ淫獣…ユーノくんもビックリだ。
 肝心の変身シーンは言わずもがな衣服が飛び散る素敵から全裸の流れは変わらず嬉しい限りだ。小学生らしからぬ洗練されたボディは何度見ても魅力的だ。
 バリアジャケットのデザインがstsよりなのが個人的にちょっと残念だったりするのだが。やはり三期はとげとげしいのだ。
 全体を通して戦闘シーンは勿論のことクオリティ高く死人が出てもおかしくない魔法大戦は凄まじいな。ディバインバスター→スターライトブレイカーの流れはBGMから何まで力入れすぎで思わず笑ってしまった。なにあの魔王光臨。
 小説でも明かされた過去回想でプレシアの心情が見え隠れしたり、どうやってフェイトが生まれたのかまであるのは分かりやすくて良かった。プレシアにあった悪人の印象が薄れるとまでは言わないけど最後までフェイトに優しくしなかったのは救いだったのかなぁ。
 ただそれだからこそ少し残念なのはアリシアとフェイトの邂逅がないことかな。
 あそこから這い上がるフェイトがいたから力強さが見えたがそれなしで挿入歌の流れはうーん。というか挿入歌がちょいいまいちだったのかなぁ盛り上がりに適してない曲調といいますか…
 曲ならラストのなのはソングがよかったな。その後にあるフェイトソングはなんか違う気がしたし。
 あとアクティブに動き回るなのはさんが妙に印象的だったんだ。現れる度に女の子走りしてて可愛いやらなんやら。
 最後には名前でよんでの名シーンで泣き崩れるなのはさんが印象的だったし、この頃はフェイトそんのがイケメンのようだった。恋人が別れを惜しむシーンで間違いなかった。ああ。


 誉めまくった気がしなくもない感想通り要点を上手くまとめており悪くない出来。
 フェイトスキーの自分としては少女の素敵な美尻が拝められただけで大満足の出来でしたね。
ええ、それだけで幸せでした。