君に届け 第19話「夢」

 爽子の感受性の高さが異常。


 龍と引っ付くとなれば必然的に兄貴は諦めねばならないのは分かっていたけどいないと思わせて案の定彼女持ちでやってきたのは不意打ちだったなぁ。
 辛そうにしている龍が印象的だったのにそれを吹き飛ばしてちづの喪失感がまたなんとも苦しい。
 しかし年の差はそりゃあるだろとは分かっていたけどまさか十歳近く離れているとは思わなかった。確かにあれじゃ意識されないよなぁ。
 小学生が年上の兄ちゃんに憧れる的な麻疹みたいなものだしあっちからしてみても微笑ましい妹にしか映らないだろうし。むしろあれで興味ありますと言うたらただのロリコンじゃ。
 それにしても毎度虫を持っては追い掛け回してくる娘っ子に対して彼女といながら苛立ち一つなく対応する兄ちゃんマジイケメン過ぎるのだが。
 そして一応主人公たる爽子はと言えば何も声を掛けることできず悔しくて泣いていたという…
 よりにもよってこのタイミングでお泊り会とかどれだけ気不味いんだって話だったけど。
 しかし爽子は本心から優しさから泣いたのだろうけどどうにも既に彼がいる余裕みたいなものを感じてしまう心が汚れた私です。
 あとは振られた…というか相手にするされてないちづが龍に妥協してくっ付くみたいに見えないやり方で上手いこと見せて欲しいなぁ。