刀語 第4話「薄刀・針」
あ、あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『巌流島で錆白兵と戦うと思っていたらいつのまにか薄刀・針を手に入れていた』
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…タイトル詐欺だとか予告詐欺だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
先ず最初に言っておくべきは今までで一番面白かったという事実。これは最近見たアニメの中でもって意味もあるぐらい惹きつけたなぁ。
そんなわけで西尾維新特異の虚を突いて虚を突く文章をわざわざ次回予告を作り込んでまで詐欺って映像化して見事に仕上げてきたのに感動した。
これで面白くなかったらそれこそ避難の嵐そのもだけどこれで最高に面白いんだから否定の仕様もない。
本編は見た人なら言わずもがなお姉ちゃんの話。
一話時点で伏線として張っていた実は強いフラグが生かされる機会がきたようでその実力はまさに外道…いや間違ったチート。外道でも合ってる気がうわなにをするやめ。
その実力は真庭忍軍(まにわに)を軽く凌駕するほどで今までもかませ犬ポジションではあったけど今回はむしろこっちが主役なんじゃないかと思えるほどの戦闘力の差だったなぁ。
約一時間という枠の中でまにわにに対して感情移入が大きく出来たのは実力差もあるけど仲間内同士の絆が垣間見えたのも大きく、やはり魅力的なキャラ書かせるには西尾維新だなぁと。
仲間が一人一人殺されていく展開は定番ながらも緊張感が凄まじい。いやマジで嫌になるほどマジでって凄まじい。七実に中原麻衣を起用した理由が容赦なく分かった。あの病弱でありながら怖気が走る恐ろしい声はそう出せまい…
拷問にかけるだの選択権を与えるだのけっきょく殺すしかない二択が小物キャラとは一線を画している。
相手の力をコピーなんて言うには簡単だし、案外弱そうなイメージも付いてしまうもんだけど声優力も相まって絶対的強さを堅持していた…。
そのせいもあってまにわに(真庭忍軍)の方に思い入れが膨れ上がるばかりでこちらも声優の熱演でいつ殺されるんじゃないかとおぎおぎが止まらんかった。
今時珍しいくらいのあからさまな「結婚するんだ」や赤い玉で死亡フラグ回避など会話中不意打ちでブスリとかあるんじゃないかと。
しかし一人ぐらい生き残ってくれてもいいのに全滅とは予想外…でもないか。しっかり死体を墓に埋める辺りはいい意味で感情はあることを意識出来て良かったかな。
それにしてもこの人こっちきたりしたらチート過ぎて相手にならないんじゃないだろうかほんと。
合流するにしたら敵にでもしなきゃ、まともな戦いが見れそうにないぜだって。ラスボス級というかラスボスでも勝てるかどうか…
そしてそして、とがめパートは…という戦いがあったのさと解説オンリーマイレールガン。ビリビリ。イライラ。
これはこれで別に見てみたい気持ちが山々なんだけど無理なんだろうなぁ…せっかくのグリリバが勿体無いでござる。
とがめは鎖骨が弱い。覚えた。