オオカミさんと七人の仲間たち 第2話 「うそつきおおかみさんと亮士くん」

　それにしてもこの新井里美、ノリノリである。

　1話ではキャラに声を被らせるのはどうかと懸念していたけど2話になっても絶好調のナレーションが後々病みつきになってくるのが目に見えるようだ…耳に聞こえるようだ、か。
　やはり特筆すべき点はナレーションだけど内容の話をすればコッテコテのコテッコテっぷりにちょっと苦手意識が。
　語尾にッスとか付けちゃう主人公におとぎ話をモデルにしたキャラ達、いざとなったら活躍するヘタレ主人公と目新しさを感じられない。
　まぁ目新しさが感じられないことについて、というよりはおとぎ話をモデルした露骨な設定が何故か頭に来るのが問題なんだろうけど。そこは慣れか。
　あとコテコテといったけどその割に戦闘後捕まったオオカミさんの腹パンとか結構リアルだったりするのは浮いていてそこは逆にいい感じかも。
　ただそれでもナレはキャラの内面描写まで代弁してしまうせいで結果、ただでさえ設定だけのキャラが浮いてしまって想いが入らずじまいなのは残念。
　終わった頃には新井里美のナレーションだけしか記憶に残ってなさそうなのはちょっと作品としてマズイかも知れない。
　まぁそれはそれとして、今のとこ好みのキャラは伊藤かな恵ちゃんボイスの赤ずきんちゃんですかね。だからなんだって。