Angel Beats! 第9話「In Your Memory」

 天使ちゃんマジ天使。
 天使過ぎて成仏するのが辛い。


 正直に言えば今まで一番面白かったかもしれない。
 まぁ寝ていたら唐突に記憶を全て思い出したよと言われてもイマイチ盛り上がりに欠けるがようやく話の筋書きが見えてきてなんだかとってもカタルシス
 今までが命の重さなんて微塵も感じさせない死なない設定だからってのもあるが回想はギャップのある命を今にも失う深刻な場面だったので妙に感動…といえばいいのか感情は動いたよ。
 まぁ列車事故云々であれこれは行っても差さ無いことなのでいいとして音無はドナー登録でやり切った感だしてたのにみんなが希望を持って書き始めた!ってそれはどちらかと言えば諦めの方に近いのではとか思っちゃう自分には他人の気持ちは理解できないのかもしれんが。
 だが今回はそんなことより何より、天使ちゃんマジ天使。の一言に尽きるわけで。
 音無の頬を撫でる手があまりにも天使過ぎて、心癒す天使ちゃんマジ天使。
 一応、立花奏という名前はあるもののゆりっぺの天使ちゃん天使説はあながち外れてなかったのかこれは。
 しかしゆりっぺを満足させるしかねぇ!みたいな展開になってきたからまだヒロインの面目があるけど現段階、どう見ても天使ちゃんが天使(ヒロイン)です本当にありがとうございました。
 満足させるって言っても成仏したらもうやり直しが利かないってのが悔しいから集まったSSSメンバーなわけであって、仮に、仮に満足させられても催眠術で偽りのモノを与えようとした直井じゃないがそれで満足して次の人生に向かうのが悔しいからそれがSSS団じゃなかったのだろうか。
 少なくとも理不尽に終わった人生を、最後に青春で満足して終えればいい。と言われて青春して満足して終わるのは悔しいと自分は思う。
 天使ちゃんがその役割を担っているのなら話は別だが…俺、天使ちゃんとイチャイチャ出来れば…成仏できる気がするんだ…
 その天使ちゃんはまたこの世界に居残ってまた一人、一人と見送っていく…
 この思いがOPのキャラ紹介を見守るピアノ演出から始める天使ちゃんの世界。歌詞の「幾億の星が消え去っていくを、見送った手を振ったよかったね」と。
 ああ、これ天使ちゃんの曲だったのかと思うと胸が切なくなるなぁ…